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逮捕されたとき(当番弁護士制度のご案内)

あなた自身や兄弟姉妹、父母や友達が犯罪の疑いを受けて警察に逮捕されたら、あなたはどうしますか?

1. 兵庫県弁護士会 刑事弁護センター「当番弁護士制度」について

日本の刑事裁判においては裁判になる前(起訴前といいます)の逮捕、勾留中の捜査段階で、被疑者(疑いをかけられている人)の「自白調書」がいったん作成されると、その調書の内容が本当のこと(真実)ではない場合でも、裁判になってからこの「自白」を覆すことは難しく、裁判で本当のこと(真実)を述べても裁判官には信用してもらえないのが実情です。
そのため、裁判になる前(起訴前)の警察や検察庁での捜査段階が、被疑者となった人の権利をまもるために大変大切な時期なのです。
現在は、殺人等の重大事件を除いて裁判になる前(起訴前)の被疑者には、国選弁護人(国が弁護人をつける)制度がなく、弁護士会は「当番弁護士制度」をつくり無償で1回、接見(面接)を行っています。

当番弁護士の申込みをする場合、兵庫県弁護士会刑事弁護センターに直接申し込まれるか、警察、検察庁、裁判所で、「当番弁護士を利用したい」と言えば、弁護士会へ連絡されることになっています。
また、当番弁護士申し込み用の電話は夜間、休日には留守番電話となっておりますので、申込者名、被疑者名、罪名、勾留場所等をお伝えいただければ、当番弁護士がこの留守番電話を聞いて勾留場所へ接見に赴くこととなっています。
都市部においては申込みから原則として24時間以内、それ以外の地域や休日等でも48時間以内に当番弁護士が接見することになっています。

また、接見を受けた被疑者が当番の弁護士にその後の弁護を依頼する場合には私選弁護人として選任できますし、弁護士費用が捻出できない方の場合には一定の条件のもとで法律援助制度による費用の立替えも利用できますので、御相談下さい。

◎被疑者が拘束されている警察署などの所在地に応じて次の番号に架電してください。
(1)神戸市、三木市、三田市、篠山市、丹波市 078-341-2940
(2)明石市、洲本市、南あわじ市、淡路市 078-360-6056
(3)尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、川辺郡 06-6412-8030
(4)加古川市、高砂市、加古郡、西脇市、小野市、加西市、加東市、多可郡
姫路市、神埼郡、相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市、揖保郡、赤穂郡、佐用郡
079-224-7115
(5)豊岡市、朝来市、養父市、美方郡     078-360-8301

2. 被疑者段階からの国選弁護の実現

このような弁護士会の働きかけや国民の要求により、2009年(平成21年)5月21日からは、殺人等の重大事件に加えて窃盗、傷害、業務上過失致死、詐欺、恐喝等(法律で定められた刑の上限が3年以上の犯罪)の被疑者に対しても国選弁護人が選任されることとなりました。

国際的な批判を受けている代用監獄
(警察の留置場。本来逮捕して捜査する警察には長い身体拘束を許されない。)に長期間、被疑者の身体を拘束して、誤った自白を生み出すというパターンが、冤罪の原因と言われています。

また、被疑者が犯行を認めている事件でも、被疑者の権利を説明したり、早期の釈放や裁判にならないための諸活動(被害者との示談等)、家族や職場との連絡などの援助は不可欠で、この意味でも被疑者段階からの早期の弁護人の存在は大変重要です。

兵庫県弁護士会 刑事弁護センター
神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号神戸クリスタルタワー13階
兵庫県弁護士会分館内
TEL 078-341-2940

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